THEME 01 FUTURE ー 未来 ー
AWARD SYSTEM 表彰制度について
当社では、企業理念にもとづいた、
活動の実践者を定期的に表彰しています。
ここでは、表彰制度についてご紹介します。
当社の表彰制度について
当社では、全職員を対象に、以下の目的で「SMART活動」という取組みを行っています。
SMART活動の目的
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1.理念の浸透
フコクしんらい生命職員としての判断基準を揃え、“フコクしんらい”らしい行動を引き出す。
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2.組織の活性化
互いの素晴らしい行動を褒め称え合い、賞賛し合う文化を醸成する。
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3.一体感の醸成
他部門の仕事内容(表面的なものではなく)の理解を通して、全社的な一体感を醸成する。
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4.共に学び合う
環境変化に適応して進化するため、社内で活躍している人から学び合う。
「SMART活動」の一環として、「5つの行動指針表彰」があります。
フコクしんらい生命の企業価値向上に向け、企業理念に基づいた活動をした実践者の表彰制度です。業績への貢献が直接的か、間接的かは問わず、“フコクしんらいらしい”活動の実践者を表彰します。なお表彰基準は以下のとおりです。
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前向きに考え、
挑戦した活動【主体性の発揮】
自発的に起こした活動から周囲を巻き込み、成果を創出した
【チャレンジ精神】
難易度の高い仕事に対して真摯に取り組み、成果を創出した -
わかりやすく、
親身に、
迅速な活動【周囲への貢献】
権限や役割を越えて周囲への働きかけ、支援を行った
【お客さま基点】
お客さまや代理店に対して真摯な対応をし続け、信頼を獲得した -
夢と創造性を
大切にした活動【オリジナリティの発揮】
既存の枠組みに囚われない独自性のある活動を行った
【質へのこだわり】
仕事の質を向上させるため、こだわりを持ち追求し続けている -
広く社会に目を
向けた活動【価値創造】
社会構造・意識の変化に対応し、これまでにない新たな価値を提供した
【社会貢献活動】
社会貢献活動により、フコクしんらい生命の企業価値向上に貢献した -
たえず自分を
高めた活動【専門性の獲得】
専門知識の獲得・スキルの向上を継続的に実践している
【自己成長意欲】
努力によって、自身の業務範囲・レベルを大幅に向上させている
自身の活動を自薦で報告する方法と、第三者から他薦を受ける方法があり、それらを候補として上記各部門に最もふさわしいと選ばれたものが優秀賞として表彰されます(優秀賞がない年もあります)。また、優秀賞の中からさらに最優秀賞が選ばれます。
優秀賞の選定にあたっては、「SMART活動運営事務局」で選定を行ったうえで、役員による最終選考を行います。優秀賞、最優秀賞を受賞した社員は社内で表彰されるとともに副賞が贈呈されます。
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「わかりやすく、親身に、迅速な活動」部門 表彰者
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2015年入社 小柴 健一/情報システム部 基盤グループ
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受賞内容 コロナ禍におけるテレワークの整備と、それに伴う真摯な対応
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受賞のポイント 基盤グループチームの連携力と、ヘルプデスクとしての対応力の高さ
受賞された取組みを教えてください
情報システム部には4つのグループがありますが、私の従事する基盤グループでは、社内の基幹システムやサーバーの保守運用、パソコン等ハードウェアの導入、さらには社内からの問い合わせ対応まで行っています。今回、新型コロナウイルスの感染症対策として、私たち基盤グループのメンバーで、社員のテレワークの導入を急速に進めていきました。実際に導入していくなかで、パソコンがうまく動作しなかったり、ネットワークにつながらなかったりといった問題に直面しながら、社員の皆さんからのお問い合わせに、一つひとつ対応していったんですね。その結果、「導入後のアフターケア」の観点から、最優秀賞という素晴らしい評価をいただくことができました。
受賞の連絡を貰った際のお気持ちを教えてください
テレワークシステムを運用しはじめた当初は、パソコンやシステムの購入から機器の動作確認、加えて利用者向けのマニュアル作成など、課題が山積みでした。また、ネットがつながりにくい現象も度々発生したため、朝から電話が鳴り止まず、メンバーは全員出社して状況説明や対応にあたっていたんですね。まさか、その対応に関しての感謝の気持ちを、このような名誉な形でいただけるとは思ってもみなかったので、予想外というのが本音です。また、システム導入よりも「親身な対応」で受賞に至ったことにも大変驚きました。チームでの努力が報われたようで非常に嬉しい気持ちになりましたし、これまで頑張ってきてよかったと改めて感じましたね。
フコクしんらい生命では、どんな人が評価されますか?
この度、私たちの取組みが評価された理由は、メンバー全員がシステム利用者の立場にたって、わかりやすい説明をしていたことにあると伺っています。加えて、メンバーは全員人柄がよく、話やすい雰囲気を持つ方ばかりなので、そうした感じのよさも問い合わせ対応などに表れていたのではないでしょうか。また、対応するにあたって大切だと感じているのは、人への思いやりです。例えば当社はワンフロアですから、メールで連絡をした後に、私は相手に一言声をかけるように心がけています。コロナ禍ではありますが、顔を見て話すことで生まれる人と人とのつながりは、いつかきっと何かの役に立つと思うんですよね。当社には、こうした思いやりの心をお持ちの方がたくさんいらっしゃいますし、そうした方が評価されていると感じます。
学生の皆さんへのアドバイス
私は中途入社で、前職のシステム会社にいた頃は、システムの仕様にばかり目を向けていました。しかし、この環境に転職したことで、本当に大切なのは利用者の目線であることに気づかされ、大きく成長できたと実感しています。伝えたいのは、自分が成長できるか否かは、働く環境によって大きく左右されるということです。当社は、自信を持って皆さんを成長させる環境があると思っていますので、一緒に様々なチャレンジをしていきましょう!
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「たえず自分を高めた活動」部門 表彰者
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2014年入社 押切 大地/商品開発部 商品開発グループ
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受賞内容 これまで外注していたデザイン業務の内製化およびデザインに関する知識・スキルの共有
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受賞のポイント 資格取得を目指した学習による個人としてのレベルアップならびにコスト削減、講座開催による会社全体としてのデザインスキル向上
受賞された取組みを教えてください
Adobe認定プロフェッショナルの資格を取得し、Adobeのデザインソフトに関する知識・スキルを獲得しました。これにより、これまで外部委託していたデザイン業務を社内で行うようにし、コストの削減や作業期間の短縮に成功しました。同時に、身につけた知識・スキルを社内で共有するため、社員向けに「しんらいデザインスクール」という講座を企画しました。初回開催となった2022年度は希望していただいた13名の社員に向けて、デザインに関する基礎知識やデザインソフトの使用方法についての講義を提供しました。
元々、学生時代から個人的にAdobeのデザインソフトは使っていたので、上司に「Adobeのデザインソフトは、業務に活用できます」という提案をしており、上司も期待してくださっていました。その後、実際にソフトを導入してもらう流れができた後で、上司から「こういう資格もあるから、もしよかったら勉強してみたら?」と勧められ、Adobe認定プロフェッショナル資格の取得に向けた勉強を始めました。勉強することで個人としてのスキル向上を達成し、それを業務に活かすことで効率化を実現できたと感じています。また、講座の開催を通じて会社全体のデザインスキル向上を目指したことについて、その姿勢を評価していただきました。
受賞の連絡を貰った際のお気持ちを教えてください
予想外の出来事に驚きました。同時に、この取組みを推薦してくれた上司のコメントを見ると、「資格取得によるスキル向上」「内製化による業務の効率化」「しんらいデザインスクールの開催による知識・スキルの共有」など、取組みに関する具体的な評価があり、それぞれの段階をしっかりと見て評価してくださっていたことを知り、非常に嬉しく思いました。
さらに、受賞を果たしたことで、将来に向けた責任感も湧いてきました。基礎知識を共有した前回を踏まえて、今後はより実践的なスキルの共有や優れた成果を上げられるよう、新たな取組みを模索していきたいです。継続的な取組みを通じ、いずれは会社全体のデザイン品質向上やコスト削減、業務効率化といった貢献をしたいと考えています。
フコクしんらい生命では、どんな人が評価されますか?
今回、入社9年目に取り組んだ本プロジェクトで光栄な賞を受賞しました。実は以前にも、入社1年目と3年目に2度の賞をいただいた経験があります。これまでの受賞は、主に代理店向けに作成した連絡文書に関するもので、社員を紹介するコーナーの設置や自らのイラストやオリジナルキャラクターの掲載など、新たなアイディアを盛り込んだことが認められたものでした。
このように、当社には年次に関わらず社員の個性を大切にし、評価してくれる環境があります。今回のプロジェクトにおいても、上司は「個人の特技を活かすことは良いことだ」と何度もおっしゃってくださいました。だからこそ、これから当社に入社される皆さまも、それぞれの特性を活かして積極的に挑戦してほしいと思います。私自身も、得意とするデザイン分野において、今後ますます挑戦していこうと考えています。
学生の皆さんへのアドバイス
「自分にはこんな特技があります」「この分野で活躍できる可能性があります」といった自分の強みや志向が見つかれば、それを積極的にアピールしてほしいと思います。当社であれば、きっと強みを活かした活躍の機会が巡ってくるでしょう。もちろん、特定の得意分野がすぐに見つからなくても心配ありません。様々な仕事を経験し、多くの人と関わることで、自分の特性が次第に見えてくるはずです。個々の成果は、規模の大きくない当社ではそのまま会社全体の推進力になります。やりがいを感じながら働き、共に成長していきましょう。
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「広く社会に目を向けた活動」部門 表彰者
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2019年入社 杉島 林太郎/業務推進部 営業企画グループ
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受賞内容 信用金庫の保険販売件数に応じて、地域団体へ共同寄付を行う枠組みの構築
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受賞のポイント 地域貢献を軸とした信用金庫との関係性向上や、SDGsへの取組みの推進
受賞された取組みを教えてください
私が所属する業務推進部では、代理店への営業推進サポートを行っています。その新しい施策として約半年ほどかけて取り組んだのが「社会福祉法人やNPO組織などの地域団体に向けた信用金庫さまとの共同寄付」です。簡単に説明しますと、信用金庫さまが対象の保険を一件販売するにあたり、いくら寄付するのかを設定します。仮に100円とした場合、地域団体に信用金庫さまから100円、そして当社からも同額の100円を寄付するといった流れです。こうした仕組み全体を構築したことに対し、会社より評価いただきました。信用金庫さまは地域に対して深い想いをお持ちですので、この取組みを通じてともに地域貢献できていること、さらには、ビジネスパートナーとして関係性を深められたことを嬉しく思います。
受賞の連絡を貰った際のお気持ちを教えてください
共同寄付をはじめた頃は、この情報が社員の皆さんにどれほど伝わっていて、どれくらい評価されているのかがわからなかったんですね。そのため、賞をいただけたことで、皆さんにも評価していただけているとわかり、ありがたく感じたことを覚えています。また、この取組みは私個人だけで推進できるものではありません。実際に信用金庫さまとのやりとりを担っていただく営業部門の方をはじめとする、様々な方の協力を得る必要がありますので、この取組みが広く知れ渡ることでさらに推進できると思うと、より一層嬉しく感じました。加えて、社員だけでなく、フコク生命グループ全体や他社、そしてお客さまにもこの取組みを知っていただくよい機会になったのではないかと思っています。
フコクしんらい生命では、どんな人が評価されますか?
この取組みを推進するにあたり、「やはり無理だ」と思ったことは数知れません。特に、事業としての収益の担保や、コンプライアンスにおける問題は、大きな壁となりました。こうした困難の中でも推進し続けられたのは、私の人生におけるチャレンジの一つとして、「絶対に成し遂げたい」という強い意志を持っていたからだと思います。この熱量が、ともに推進してくださった上司をはじめとする周りのメンバーにも伝わったのだと思いますし、全社的にも評価につながったのだと考えています。そのため、強い意志を持って仕事を進めていける方は、評価されるのではないでしょうか。
学生の皆さんへのアドバイス
この取組みを成功させることができたのは、間違いなく周りのメンバーのおかげです。「寄付額の割合は半々にする」、「SDGsを絡めた施策にする」、「寄付はシステム開発が不要な方法で行う」など、周りの方の多くの視点を得たことで、よりよい形で世に生み出すことができました。自分一人の考えには限界がありますから、皆さんも周りの方に様々な意見を聞き、精度を高めながら、自分がいいと思ったことに勇気を持ってチャレンジしてもらえたらと思います。
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「前向きに考え、挑戦した活動」部門 表彰者
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2009年入社 峯岸 進/契約管理部
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受賞内容 契約保全グループと収納管理グループの業務可視化と、メンバーのマルチスキル習得
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受賞のポイント メンバーの業務スキル可視化と、それに伴う全体のスキルの底上げ
受賞された取組みを教えてください
私が所属する契約管理部は、保険契約の保全全般を扱う部署です。受賞した取組みとしては、契約管理部の契約保全グループと収納管理グループ、その両グループにおける、個人のマルチスキルの習得ですね。まず、すべての業務を細かくわけ、目に見えるようにしました。その後、一人ひとりの業務スキルの習熟度を見える化し、誰が何を今後習得すべきかを互いに見えるようにし、それにあわせて業務を習得していったんですね。これにより、誰かが異動したり、辞めてしまったりした場合にもお互いにカバーできるようになりましたし、生産性も向上させることができたと思います。
受賞の連絡を貰った際のお気持ちを教えてください
最初に連絡を貰ったときは、「えっ、うちですか?」という驚きが大きかったです。しかしながら、驚きと同時に、会社から表彰いただけたということは、「自分たちが行ってきたことは、間違っていなかったんだ」という大きな自信につながりました。加えて、私たちの取組みが知れ渡り、少しでも他の部署に貢献できるのであればとても嬉しいです。
また、参加したメンバーから評価してもらえた点が、何より嬉しかったです。グループのメンバー数人から実際に取り組んだ感想や結果を聞いたのですが、あるメンバーからは「今まではただ手順通りに行っていた業務について、改めて背景を考えるきっかけになった」と言ってもらえました。自分は勉強してから人に教え、受ける側もそれを習得できるので、両者にとってメリットがあったと聞いています。また、マルチ化にしたことで、メンバー同士の会話が増えたという声もありましたね。会話が生まれることで、属人化していた業務をうまく引き継ぐことができ、業務改善にもつながったようです。
フコクしんらい生命では、どんな人が活躍できると思いますか?
当社は中小企業ですし、限られたものをやるというより、自分からどんどんフィールドを広げていける環境があります。「こうしていったらどうか?」「もっとこうしたい」といった働きかけができるような制度も用意されていますから、ぜひ活用しながら何でもチャレンジしてもらえたらと思います。そんな積極的な方であれば、どんな部署に配属されても活躍できるのではないでしょうか。
また、当社の企業理念にある「一翼をになう存在」という言葉が示すとおり、私たちはお客さま、パートナー企業さま、そして社会全体に対して一翼をになう存在なんだと、そこを目指していかなければなりません。その中で、私たちなりの個性を生み出しながらアピールしてく力が今後必要になってくると考えています。ですので、フコクしんらい生命としての物語を一緒につくりあげたいと思ってくださる方に、ぜひ入社してもらえたら嬉しいですね。
学生の皆さんへのアドバイス
今回ご紹介している表彰制度は、当社らしい行動を引き出す取組みの一環として2010年から行っています。この取組みに秘められている私たちの想いは「かけがえのない仲間による、かけがえのない活動」です。チャレンジングな環境で働きたいと考えている学生の皆さん、私たちと一緒にフコクしんらい生命の物語を継承してみませんか。心からお待ちしております。